テニスには軟式と硬式がありますが、世界的にはやはり硬式テニスが有名です。それはテニス自体の起源による所が大きいので仕方ないのですが、見る方もそのスピード感や打球音に惹かれるんですよね。硬式テニスは選手の技術力も去ることながら、一番大切な道具であるラケットの進化がそのプレーに大きく影響を与えています。各社競い合って新しい素材や技術を駆使し、打球感や反発力を研究し選手のほんの僅かな変化に答えるべく日々研究しています。なかには、昔に作られたラケットの打球感が自分に一番相性がいい事から、頑なにそれを使い続けているプロ選手もいます。そんな選手が大きな大会で優勝しようものなら、たちまちその選手が使っているラケットにプレミアが付くほど大人気になったりします。もちろんアマチュアの方がそのラケットを使いこなすのは至難の技です。それほど現代のラケットというのは使いやすくなっていると言うことです。テニスラケットは一体どこまで進化するんでしょうか。でも、どんなラケットが開発されようとも、それを使うのは常に人間であることには違いないのです。
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