一昔前に流行ったテレビボードは大きな家具で、テレビを置く壁一面が家具になっっているような大型な物でした。最近は部屋に家具を置く事自体を極力少なくする傾向にあり、タンスは無しでクローゼットを利用し、テレビに関しては壁掛け又は低いタイプの物が人気があります。今は大きさや収納力よりも素材感や雰囲気を大切にした物が人気です。合板にメラミン樹脂で化粧をした物よりも、素朴でも無垢の本物の木が使われている物が求められています。その為には多少金額が高くても、本物であることに価値観を求めています。住宅事情はあまり変わっていないのに、家具ばかりが大きくなると、部屋が狭くなる。テーブルや椅子、テレビボードとリビングに置く家具はシンプルで控え目。それでいて素材は本物。そんな スタイルが浸透してバブル時代のような派手な物はすっかり影を潜めてしまいました。結局のところ、人が無理せず、長く付き合う為には張りぼての偽物では無く、本物であることが最低条件の様な気がします。
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